39週2日に診察があり、まだ産まれる気配はないと言われました。
私は診察後、緊急入院になった場合に備えて、荷物もスタンバイしていたので、
安心の為、出来ればもう入院したかったです。
日曜日だったので主人と買い物へ行く
39週4日、この日は日曜日。
長男(1歳8か月)が義理両親の家に遊びに行っている間に
『もうこれが、出産前の最後の買い物かな』
と思い、主人と買い物へ行きました。
比較的、体重もそんなに増えず(4.7㎏増)
意外と歩くのも思ったより苦ではなく、買い物後は、ケーキも食べたいとなり、近所のケーキ屋さんへ行きました。
そして帰宅して、のんびりケーキを食べていると、急にものすごい腹痛が来ました。
『もしや、陣痛?』
『時間測定しなきゃ!』
と、思った矢先、
バシャーン
破水しました。ズボンまで濡れました。
長男の時とは違い、すぐに破水とわかりました。
長男の時の破水↓↓↓
『やばい、病院に行かないと!!』
急いで着替えましたが、もうその後は全く動けなくなりました。
すぐに義理姉に来てもらう
義理両親の家に義理姉も来てて、長男と一緒に遊んでもらっていました。
お腹の痛みを感じた瞬間に、
『もう出産になるかもしれない!!』
と思い、すぐに連絡し、長男のお泊り用の荷物を取りに来てもらいました。
万が一の時は義理両親へ長男を預かってほしいと、以前からお願いしていました。
義理両親の家から私達の自宅まで近いので、10分以内に義理姉は急いで来てくれました。
主人は既に車のスタンバイをして、後は私が車に乗り込んで病院に行くだけなんですが、
あまりのお腹の痛みで床にうずくまって立ち上がる事すら出来ません。
車まで行かなきゃとは思っているのですが、
無理なんです。1ミリもこの場から動けないのです。
私のあまりに苦しむ様子、もう言葉すら発する事も出来ない状況を見て、義理姉が
『救急車呼ぼう!!』
と主人に言いました。
もう私もこの時点でその方法しかないと心の中で思っていました。
義理姉ありがとう。ナイス判断。グッジョブ!!
義理姉は看護師さん。
今までいろんな人の看護をしてきた経験もあり、私の苦しむ様子は明らかに他の妊婦さんと違うと判断出来たのです。
もし、主人1人だったら、私に
『気合で車まで歩け!!』とか、もしくは1人でパニックになってたかと思います。
義理姉が来てくれたおかげで事なきを得ました。
主人が119番通報する
救急車の以来をしました。
私は相変わらず倒れこんだまま苦しんで居るのですが、電話越しににいろいろ質問されてる様子がうかがえます。
主人は落ちつた様子で、
『妻に陣痛が来て、動けないようなんです。』
私の心の声は、
『おーい!!何、ゆっくり伝えてるんだよ!!破水もしてて、ずっと苦しんでて普通の様子じゃない!!って伝えてくれよ~!!普通は出産だと救急車呼ばないし、もうどうしようもない状況だから助けてほしいんだよ~!!』
と、痛みの中頭の中で会話?してました。
救急車が自宅に到着する
救急車は10分以内に来てくれたかと思います。
私はもちろん、ずっと苦しみ続け、床にうずくまったまま一歩も動けません。
救急隊員の人が、
『お名前は?』
とか、いくつか簡単な質問するのですが、質問は聞こえていて、頭では分かっているけど、もう声を出す事すら出来ません。
すぐに担架に乗せられ、救急車の中へ移動されました。
救急車の中で、隊員の人が
『ちょっと、赤ちゃんの様子確認しますよ。いいですね。』
と、私に語りかけますが、かろうじて頭を少しだけ縦にふって、『いいよ。』の意思表示をするのが精一杯でした。そして隊員の人が主人にも伝え、
赤ちゃんの様子を確認しました。
『もう、頭が見えてます。お母さん、覚悟して下さい!! 今から救急車の中で赤ちゃん取り上げます。』
私はもう覚悟は出来ていました。そうするしかないなとは、何となく思っていました。
だってもう産まれる感触がありましたので。この激痛からも早く解放されたかったです。
救急車の中で産まれました
自宅前に止まった救急車の中で、救急隊員がたくさん見守る中、次男は産まれました。
隊員の人が、
『元気に産まれたよ!!』みたいなニュアンスで声をかけてくれました。
安堵しました。
たくさんの人が居る中での出産になりましたが、その時は恥ずかしさなど全然ありません。生死をかけてますので。
救急隊員の人が慌ただしく動いている様子も感じとれました。
そして、意識もうろうの中、病院へ搬送されました。
お腹の痛みを感じて、破水し、救急車の中で出産するまで全て含めてトータル1時間以内でした。
救急車が到着してから出産するまでは、なんと、約10分でした。
ホントにびっくり出産体験となってしまいました。
経産婦は早く産まれるよ。とは聞いてはいたのですが、普通は5~6時間程とか。
まさかこんなに早い出産もあるとは。
出産は十人十色。何が起こるかわかりません。こんな出産もあるんだよ!!と、今から出産する人の頭の片隅にでも覚えて頂けたら幸いです。
それにしても陣痛の間隔なかったなぁ。規則的な周期なんてなく、痛いと思った瞬間から常にマックスの痛みでした。
私の次男出産は、急産(きゅうさん)と診断されました。
急産(きゅうさん)とは
何らかの異常分娩を合併してる事が多い。
多くは安産を意味しているが、ときに乗り物の中で生まれてしまったり、あまり早く生まれるので、母子ともに損傷を生ずる危険がある
コトバンク急産より引用
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