スポンサーリンク

NICUの中で管理中の長男

NICU

いよいよ我が子へのご対面です。

NICUに入る為にはパスカードが必要で、父と母のみが入室可能です。

入り口を入ると、手荷物をロッカーへ預けて、念入りに手洗い、消毒、マスクをしてからの入室です。

 

確認すると、我が子の撮影なら、ビデオカメラとデジカメなら持ち込み可能でした。

 

スマホ等、電波を発生させる機械は持ち込み不可でした。撮影はもちろん我が子のみで、周りの赤ちゃん等が映らないようにとの注意もありました。

 

第一印象は?

出産後一瞬だけ顔は確認したのですが、その時は産後の疲れもあり、あまり記憶に残っていませんでした。

 

そしていよいよじっくりお顔を確認すると、

可愛い~♡ )^o^(

ちっちゃくて、とってもかわいいです♡

 

保育器の外へ出す事はまだ出来ません。(保育器の中はお母さんのお腹の中を再現していて、徐々に外の世界の気温や湿度にならしていくとの事です。なので、赤ちゃんは裸で、オムツのみ着用していました)

 

たくさんの管を装着されて、痛々しかったですが、これも生きる為です。がんばれ~としか応援出来ませんでした。

 

抱っこは出来ませんが、保育器の横の穴の部分から手を入れて触れる事が出来ます。

あまりに小さくてそーっとそっと触れていました。ふわふわでぷにぷにで何とも言えないさわり心地で、幸せいっぱいの気持ちになりました。

 

この小さなお顔を見ていると、さっきまでの壮絶な出産の痛みも報われました。

 

そして、疑問に感じたのが

『体毛すごく濃くない?』

と思い、看護師さんに確認すると、

 

『本来、34週というのは、赤ちゃんはまだお腹の中で羊水に包まれているので、肌がふやけないように体毛で守られているからだよ。徐々につるつるのお肌になるから心配しなくても大丈夫だよ!』

 

ほっ、安心しました(^o^)♪

 

いくら沖縄の男児といえども、こんな小さい頃から毛深いと将来を心配してしまいますから(^_^;)

 

我が子との記念撮影も終わり、出産後なので、今日はゆっくりして下さいと言われ、病室へ戻りました。

 

次の日の朝、病室にてご挨拶

出産後は普通の病室になり、4人部屋でした。

 

こちらの病室はみんな早産で産んだ人が入室しているとの事でした。

私が最後の入室者で、先に病室にいる3名の方から、

『何週で産んだの?』

と聞かれ、34週と答えると、

『そっか、34週、いいね~』

と、予想外の答えでした。皆さん、私よりも早い週で産んだとの事でした。

 

向かいの女性は消灯時間後も音楽をガンガンかけていましたが、誰も注意する事はしませんでした。

 

NICUで感じた事

 

34週で小さく産んでしまい、どうしようと心配していましたが、周りの子供達は、息子よりもさらに小さく産まれた子がとても多く、むしろ息子はNICUの中では大きい方でした。

 

私でさえ、こんなに心配なのに、さらに小さく産んでしまった母は、自分を責め、子供も心配で、とてつもなく苦しんでいるのではないか?と感じました。

 

室内で泣いている女性も何人かいました。でも声をかける事は出来ません。みんなそれぞれ必至でした。

 

最後に

 

現代ではNICUも完備されている病院も増えていますが、なるべく母体で育て、普通に産んだ方が心配事も軽減されて良いにこした事はありません。

 

ですが、何かしらの原因で早めに出産してしまったほとんどの母は、自分を責め、大きなストレスを抱えています。

 

産後はホルモンバランスも落ち着いていないですし、心もとても不安定で、疲労しています。

 

出産は命がけだし、母は皆頑張っています。どうか母を責めず、温かい目で見守ってほしいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました