私の体調不良での入院当初、今後退院した場合に備えて、息子の為に、すぐにでも母乳育児再開出来るようにと、病室に搾乳機、母乳保存パックを持ち込み、ひたすら3時間毎に搾乳を頑張っていました。
私の入院中は搾乳した母乳を飲んでもらおうと、看護師さんへ、
【母乳を冷凍保存してほしい】
と、お願いしました。
だが、しか~し、その後ベテラン看護師さんが来て、
『もう母乳育児はあきらめなさい!!』
と、言われました。
でも息子は、早産児なので、なるべく母乳で育てたいと説明しました。
離乳食もスタートはしていましたが、今までずっと母乳で育ててきたし、哺乳瓶でミルクを飲む事は嫌がる事も伝えました。
『入院中、面倒みてくれる人がいるのなら、今は自分の病気を治す事を最優先させて、子供は家族の人に任せなさい!!点滴や薬もたくさん投与されているのに、そんな母乳を可愛い我が子に飲ませたいの?お母さんが倒れたらこれから誰が子供の面倒みるの?』
と、私が夜中も眠らずに搾乳していたので、きっと見るに見かねたんですね。
たまたま居た保育士さんが、
『子供の適応力はすごいから、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ』
と、アドバイスもされました。
そうして、私は今までずっと続けてきた母乳育児をあきらめました。
母乳もあげられず、お世話すら出来ないなんて、なんだか母として必要とされなくなったと感じてしまいました。心にポッカリ穴があいた感じです。
そして、病気になった自分を強く責めてしまいました。
今となったら、なってしまったものはもう仕方がないじゃん!と軽く考えられますが、当時は視野も狭くて小さな世界に身を置いていましたね。
そのおかげで病気になって急に母乳育児が出来なくなった人の気持ちを知る事が出来ました。
それに、子供が元気ならミルクでも母乳でもどちらでも良いと今は思います。以前はこうあるべきだ!と、こだわりが強すぎでした。
実際、息子は始めは哺乳瓶でミルクを飲む事を拒んでいたようですが、半日後にはお腹が空き、あきらめたのか哺乳瓶を受け入れ、美味しそうにミルクを飲んだとの事です(^o^)
そんな息子とは違い、私は、緊急入院、病気発覚、息子に会えず、母乳育児もストップとなり、現実を受け入れるまで、気持ちの切り替えに時間がかかりました。
心の整理もしたいと思い、一旦、少しだけ外出許可を頂き、息子に会いに行きました。
息子は元気そうで何より(^o^)
義理母からも、
『ミルクちゃんと飲んでいるから、もう母乳はあげない方がいいかもね。』
と言われました。
そして、外出から病室に戻ると、急激に体調が悪くなり、動けなくなり、しまいには話す事もしんどくなり、寝込んでしまいました。
血液検査で、低血糖になっている事が判明!
何で~ また試練(涙)
定期的に血糖値検査もあり、甘い飲み物を飲み、その後血糖値はすぐに正常値に戻りましたが、これ以降、外出許可は禁止されました。
急な体調変化で意識なく倒れてしまう可能性もあるからとの事でした。
『病人という事を自覚して下さい!何の為に入院しているのですか?安静にして下さい!』
と、注意されました(^_^;)
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